平成21年度事業計画と実績報告・評価

事業計画

1.沖縄県全体のがん種別セカンドオピニオンリストを作成する

2.各拠点病院間のがん相談支援ネットワークの構築と、診療所も含めた全県的ながん相談支援ネットワークの構築を行う。

3.インターネットを利用した患者向けがん情報を発信する(協議会ホームページおよび拠点病院ホームページ上で、各種がんの基本情報、サロンや患者会等の紹介、セカンドオピニオンリストなどを公開する)

4.各拠点病院にがん患者及びその家族が心の悩みや体験等を語り合うための場(サロン)を設置する

5.拠点病院におけるがん相談支援員の質の向上と、それ以外の病院におけるがん相談支援センターの設置とそれに対する沖縄県からの支援を求める

6.定期的に開催される相談員研修会を企画・開催する

7.ピアサポーターの養成と各拠点病院でのピアサポートを実施する。

8.各拠点病院におけるがん種別院内患者会の設置、病院の垣根を越えたがん種別患者会連合会の結成の支援、更にはがん種横断的がん患者会の結成の支援とそれぞれに関しての沖縄県からの支援を求める。

9.拠点病院共通の相談記録様式を使用し、データー解析を行い公表する。

10.セカンドオピニオンの普及および啓蒙を兼ねたアンケート調査を、拠点病院およびがん治療を行っている県内の医療機関の医師・患者を対象に実施する。

11.セカンドオピニオン受診サポートプログラムの実現に向けて支援を求める。

平成21年度相談支援部会(実施日程) 

第1回 相談支援部会
日時 平成21年4月17日(金)15:00~17:00
場所 琉球大学医学部附属病院がんセンター

議事要旨

第2回 相談支援部会
日時 平成21年5月15日(金)15:00~17:00
場所 琉球大学医学部附属病院がんセンター

議事要旨

第3回 相談支援部会
日時 平成21年6月26日(金)15:00~17:00
場所 琉球大学医学部附属病院がんセンター

議事要旨

第4回 相談支援部会
日時 平成21年7月17日(金)15:00~17:00
場所 琉球大学医学部附属病院がんセンター

議事要旨

第5回 相談支援部会
日時 平成21年8月21日(金)15:00~17:00
場所 琉球大学医学部附属病院がんセンター

議事要旨

第6回 相談支援部会
日時 平成21年10月16日(金)15:00~17:00
場所 琉球大学医学部附属病院がんセンター

議事要旨

第7回 相談支援部会
日時 平成21年11月16日(月)15:00~17:00
場所 琉球大学医学部附属病院がんセンター

議事要旨

第8回 相談支援部会
日時 平成21年12月14日(月)15:00~17:00
場所 琉球大学医学部附属病院がんセンター

議事要旨

第9回 相談支援部会
日時 平成21年1月25日(月)15:00~17:00
場所 琉球大学医学部附属病院がんセンター

議事要旨

第10回 相談支援部会
日時 平成22年2月19日(金)15:00~17:00
場所 琉球大学医学部附属病院がんセンター

議事要旨

第11回 相談支援部会
日時 平成22年3月30日(月)15:00~17:00
場所 琉球大学医学部附属病院がんセンター

議事要旨

事業計画の実績報告と自己評価について

1. 沖縄県全体のがん種別セカンドオピニオンリストを作成する 沖縄県内でがん治療を行っている医療機関の実態調査を行い、沖縄県全体のがん種別セカンドオピニオンリストを協議会ホームページに掲載する。

実績 平成21年11月沖縄県がん診療連携協議会ホームページ(相談支援部会)にて、
4拠点病院およびセカンドオピニオンを実施している9施設の合計13施設の
院内がん種別セカンドオピニオンリストを作成、掲載した。
評価 9点

2.各拠点病院間のがん相談支援ネットワークの構築と、診療所も含めた全県的ながん相談支援ネットワークの構築を行う。

実績 がん診療を行っている病院・診療所等のがん相談支援員実務者に依頼文書を7月に送付。
平成21年11月にがん相談実務者ネットワークのメーリングリストを作成し、がんに関する情報の交換、共有を図っている。
評価 7点
次年度 今後もがん診療を行っている病院・診療所等のがん相談支援員実務者と連携を図る。

3.インターネットを利用した患者向けがん情報を発信する(協議会ホームページおよび拠点病院ホームページ上で、各種がんの基本情報、サロンや患者会等の紹介、セカンドオピニオンリストなどを公開する)

実績 平成21年11月沖縄県がん診療連携協議会ホームページ(相談支援部会)にて、
4拠点病院およびセカンドオピニオンを実施している9施設の合計13施設の
院内がん種別セカンドオピニオンリストを作成、掲載した。
評価 8点
次年度 県内情報の集約を行いホームページに掲載する。
沖縄県内の患者会リストを作成し、各患者会へ協議会ホームページへの掲載を提案する。
各拠点病院で開催されている患者サロンの案内およびサロンで上がった意見などをホームページにて掲載予定。
相談支援部会のページより既存のサイト(静岡がんセンター、国立がんセンター等)へリンクできるようにする。

4.各拠点病院にがん患者及びその家族が心の悩みや体験等を語り合うための場(サロン)を設置する

実績
  • 北部地区医師会病院:第1回~3回「北部がん患者ゆんたく会」に協力した。
    平成21年度11月より北部地区医師会病院主催で「やんばるゆんたく会」を開催。(5回迄開催済)
  • 県立中部病院:緩和ケア委員会が患者・家族を対象とした勉強会を毎週木曜日に開催第1回
    「中部がん患者ゆんたく会」に協力した。
    平成21年度12月より県立中部病院主催で「中部地区ゆんたく会」を開催(4回開催済)
  • 那覇市立病院:那覇がん患者ゆんたく会「がん患者サロン」5月より毎月第3水曜日開催(第9回迄開催済)
  • 琉球大学医学部附属病院:「沖縄がん患者ゆんたく会」6月より毎月開催(第10回迄開催済)
    「中部がん患者ゆんたく会」9月より開催(第2回迄開催済)
    「北部がん患者ゆんたく会」8月より開催(第3回迄開催済)
  • 宮古島がん患者ゆんたく会⇒2月より開催 (第2回3月27日開催済)
評価 8
次年度 八重山地区「石垣がん患者ゆんたく会」を開催する(6月開催予定)

5.拠点病院におけるがん相談支援員の質の向上と、それ以外の病院におけるがん相談支援センターの設置とそれに対する沖縄県からの支援を求める

実績
  • 平成21年度 国立がんセンター相談支援センター相談員基礎研修会に参加した。
    各拠点病院国立がんセンター相談支援センター相談員基礎研修会参加状況については別紙参照。資料1
  • 平成21年度厚生労働省科学研究費補助金 がん臨床研究事業主催の研修会に参加した。
     
病院名:那覇市立病院
研修会名称:「がん当事者との協働のあり方」を考えるワークショップ
病院名:樋口 美智子

平成19-21年度厚生労働省科学研究費補助金 がん臨床研究事業主催の研修会に参加した。
  • 北部地区医師会病院:がんカウンセラー養成講座:仲村 美和子
  • 沖縄県立中部病院:がんカウンセラー養成講座:渡嘉敷 利恵
  • 沖縄県立中部病院:がんカウンセラー養成講座:屋良 尚美
  • 那覇市立病院:がんカウンセラー養成講座:樋口 美智子
  • 那覇市立病院:がんカウンセラー養成講座:高江洲 アヤ子
  • 琉球大学医学部附属病院:がんカウンセラー養成講座:石郷岡 美穂
  • 琉球大学医学部附属病院:がんカウンセラー養成講座:西田 悠希子
  • マインドケアおきなわ:がんカウンセラー養成講座:崎浜 海里
     
第3回沖縄県がん診療連携協議会にて、「がん相談支援室の環境整備・人材育成」について提言済。
沖縄県がん対策アクションプランにて、「がん相談支援室の環境整備・人材育成」について提言済。
評価 8点
次年度 相談員質の向上のため、引き続き研修会への参加、勉強会を開催する。

6.定期的に開催される相談員研修会を企画・開催する

実績 拠点病院、沖縄県医療ソーシャルワーカー協会共催で、地域がん診療連携拠点病院職員、
医療機関等でがん相談支援業務に携わるMSW等を対象に平成21年度4月~11月、3月に開催(現在9回迄開催済)。
研修会内容および今後の日程については別紙参照
那覇市立病院 緩和ケア委員会との共催で、平成21年10月30日(金)緩和ケア(コミュニケーション)研修会
「がん医療におけるコミュニケーションの基礎知識と技術」をテーマに開催し好評を得た。
評価 10点
次年度 次年度も研修会を定期的に開催し、相談員の質の向上を図る。

7.ピアサポーターの養成と各拠点病院でのピアサポートを実施する。

実績 未実施
評価 4点 ピアサポーター養成講座に関する情報収集を行った。
ピアサポーターのがんカウンセラー養成講座に部会委員が参加した。
次年度 がんの集団精神療法の専門講師を招聘し、ピアサポーター養成講座を開催予定。

8.各拠点病院におけるがん種別院内患者会の設置、病院の垣根を越えたがん種別患者会連合会の結成の支援、更にはがん種横断的がん患者会の結成の支援とそれぞれに関しての沖縄県からの支援を求める

実績 がん種別院内患者会設置、病院の垣根を越えたがん種別の連合会結成については未実施
評価 4点 樋口部会長がH21年9月6日(日)国立がんセンターで開催された「がん当事者との協働のあり方」を考える
ワークショップ~相談支援センターに求められているものは~の研修会に参加した。
次年度 引き続き継続する。

9.拠点病院共通の相談記録様式を使用し、データー解析を行い公表する。

実績 本年4月より4拠点病院共通の相談記録様式を使用し、運用及び解析を行っている。
評価 6点
次年度 解析結果については協議会ホームページにて掲載する

10.セカンドオピニオンの普及および啓蒙を兼ねたアンケート調査を、拠点病院およびがん治療を行っている県内の医療機関の医師・患者を対象に実施する。

実績 医師、患者を対象としたアンケートを作成。
平成21年度7月1日より4拠点病院のセカンドオピニオンを受診した患者を対象にアンケートを実施した。
平成21年度3月8日より4拠点病院の医師を対象にアンケートを実施した。
評価 7点 解析結果については協議会ホームページにて掲載予定
次年度 医師向けのアンケートを実施し、解析結果を協議会ホームページにて掲載する。

11.セカンドオピニオン受診サポートプログラムの実現に向けて支援を求める。

実績 未実施
評価 1点 ノースウエスト航空が実施しているエアケアチャリティプログラムを参考に、情報収集を行い情報の共有を図った。