がん患者さんがお子様をもつことを応援する医療 「妊孕性温存療法」と「がん治療後の生殖医療について」


 

がん治療と妊娠

~がん治療克服後の妊娠の可能性を残すことについて~

 近年、がんに対する集学的治療の進歩によって、多くの患者さんが癌を乗り越えるようになってきています。
しかし、若い患者さんに対する化学療法や放射線治療は、卵巣や精巣の機能不全、妊娠する可能性の消失、早発閉経などを引き起こす場合があります。
がん治療によってそのような状況になる可能性の高い患者さんに対しては将来妊娠する可能性を残す方法(妊孕性<にんようせい>温存療法)として、男性は精子凍結、女性では卵子・ 受精卵凍結を行っています。
まずはがんを治療することが大前提ですが、その後の妊娠について不安をお持ちのかたはぜひ、主治医へご相談ください。       
がんの状態を十分に把握し、妊孕性 (にんようせい)温存療法が可能かどうか相談させていただきます。
 
<対象>
40 歳未満の男女で、がんの予後が良好であると予想され、治療終了後に挙児を希望する患者さん。既婚・未婚は問いません。


<紹介方法>
① がん治療担当医(主治医)に、妊孕性(にんようせい)温存療法についてご相談ください。主治医ががんの状態を考慮し、妊孕性(にんようせい)温存療法について検討してもよいと判断した場合は、当院へ紹介いただくことになります。
② 当院地域連携室を通して「がんと生殖医療カウンセリング」へ予約いただきます。
 
<診療費について>

卵子凍結はおよそ 20~25 万円、精子凍結はおよそ 2 万円かかります。