〜 沖縄における医療記事評価の活動 〜

メディアドクターin沖縄

琉球大学病院がんセンターが主催し、メディアドクター研究会と国立がん研究センターの協力を得て開催している。  医療者とジャーナリスト、患者・市民が一同に会し、医療や保健情報の評価を通じて共通理解を形成し、その質を向上させることを目的とする。
 

第1回メディドクターin沖縄(2012年3月3日)

日  程:平成24年3月3日(日)

時  間:午後1時 〜 午後4時   

午後4時 〜「患者必携」について記者会見

場  所:浦添市てだこホール マルチメディア学習室

 

参加人数:26人(マスコミ関係者8人、医療者8人、患者の立場2人、その他関係者8人)

高山智子氏(国立がん研究センター・がん対策情報センターがん情報提供研究部 医療情報サービス研究室 室長)は、これまでの国立がん研究センターでのメディア向けプログラムを基に「信頼のおけるがん情報をより広い対象に届けるにはどうすればよいか」をテーマとして、講演された。そのなかで、メディアと医療者が協働で行うべき情報発信とは何か、そのために必要なことは何かを見つけ出すことで、伝えたい情報と、伝えるべき正しい情報に相違が無くなるということが説明された。また、そのためには、普段から双方の良好な関係作りや、問題意識や知識を共有すること、更に読み手の対象が誰なのかを明確にしたうえで取材することが大切であることが伝えられた。

渡邊清高氏(国立がん研究センター・がん対策情報センターがん情報提供研究部 医療情報コンテンツ研究室 室長)は、「医療情報を評価するーメディアと医療者の協働のためにーメディアドクターについて」と題し、講演された。その中で、リスクを伴う情報を伝えるためにはどう対処したらよいのか、損失を最小限にするためにはどうしたらよいのかという問題点については、メディア側と対話するうえで、ある一定の規則や方向性をもって説明することが大切であることが伝えられた。また、国立がん研究センターでの実践問題を例として、記事の表題の付け方について各立場から意見を伺ったが、その記事の問題意識の持ち方に相違があることが分かった。

 

 午後の部では、グループワークが行われ、沖縄県におけるがん情報についての報道の諸問題や、情報を伝えるためにはどうすべきかについて意見交換が行われた。その中で、メディア側より、取材を受ける前にある程度の医療知識をつけて取材に伺いたいことや、顔の見える関係作りを築けるようにしたいなどの意見が挙がった。また医療者側からも、一般の方に正しい情報を知ってもらうためにはメディアの力が必要不可欠であり、そのためにも良い関係作りが大切であることが伝えられた。

 今後の開催方法については、がん種ごとのテーマ別に勉強会を行いながら、両者の意見交換の場として定期的に開催する予定である。

  

 
 記事評価の結果(医師・ジャーナリストの比較)

 記事:「B型肝炎どう対応 肝がん検査で予防 薬の耐性問題改善



 
 記事評価の結果(東京・沖縄の比較)

 記事:「B型肝炎どう対応 肝がん検査で予防 薬の耐性問題改善




 


 

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